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右側だけが痛む腰痛
腰痛のクライアントさんを見ていると、片側だけが痛いとおっしゃる方がちょくちょくおられます。
場合によっては、重大な病気からきている可能性もあります。
しっかり問診と検査で見極める必要があります。
右側だけが痛む腰痛の3つの理由
その1 内臓の病気からの痛み
内臓に問題が生じてくると、関連痛が腰にでることがあります。
右腰に症状をもたらしやすい臓器は肝臓、右腎臓、盲腸、上行結腸などがあります。
内臓から来る腰痛の場合、じっとしていても、動いていても、常に同じ程度の痛みが出ます。
もし、そのような痛み方を感じる場合は速やかに病院で検査することをお勧めします。
病院での検査で問題がない場合も内臓から痛みが起こっていることはあり得ます。
その場合の内臓は病気レベルではなく、機能低下=弱っているという状態にあります。
機能低下であれば、十分施術で回復させることは可能です。
その2 筋肉の炎症による痛み
右だけが痛むのであれば、右の腰周囲の筋肉に炎症を起こしている可能性があります。
炎症が疑われるのであれば4つの徴候をチェックします。
発赤、腫脹、痛み、熱感を確認します。
炎症は組織どうしにスムーズさが無くなると摩擦が増えるので起こりやすくなります。
腰周囲もたくさんの筋肉があり、それぞれの筋肉が密接しています。
密接している中でそれぞれの筋肉が動きますのでその動きを滑らかにしているのが筋肉をラップしている筋膜です。
筋膜のスベリが悪くなると摩擦が生じて炎症が起こってしまいます。
骨盤のゆがみによる痛み
骨盤には仙腸関節があり、仙腸関節は仙骨と腸骨で構成されています。
体のバランスが悪いと仙腸関節にズレが生じます。
そのズレにより腰周囲の筋肉の緊張度合いが左右で異なってしまいます。
右の腰周囲の緊張が強くでると右の腰痛が起こることになります。
右側だけが痛む腰痛の対策は?
右側だけに腰痛が出るケースではやはりバランスが乱れていることがあげられますので、
まず、ご自身の姿勢、立ち方や座り方で日頃、片側寄りに体重をかけていないかチェックしてみましょう!
長時間立っていると、案外、片側ばかりに重心を乗せている立ち方をしていることがあります。
座っているときも同様に左や右に傾いて座って居たり、横になる姿勢がいつも同じ側であったりすることが当たり前の無意識で行っていることが多いので日ごろの姿勢に目を向けてみましょう。
偏った姿勢だけでなく偏った動作も大きな原因です。
仕事での体の使い方がいつも同じ条件でかつ右に負担がかかるようなことをしていることもあり得ます。
毎日が同じルーティーンになってしまう人は使う筋肉に偏りがでてしまいますので、家に帰って風呂あがりなど血行が良くなっているときにストレッチをして筋肉を緩めてあげましょう。
また、病的問題のない内臓問題がある場合は、食事はしっかり噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
食べ過ぎ、飲みすぎは内臓に負担をかけるのでやめましょう!
これらの対策でも一向に改善しない場合は施術の手助けが必要になっています。
当院では自然治癒力が高まるように体のバランスを整えていきます。
右側だけが痛む腰痛でお悩みであればこちらをご覧ください。
https://ishihara-chiropractic.com/symptom_menu/%E8%85%B0%E7%97%9B-2