石原カイロプラクティックの石原です。
いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます。
今回のテーマは「腰痛で仰向けで寝ることができない」です。
仰向けで寝ようとすると腰が痛くて寝れない。
なぜ痛くなるのか、お話していきます。
その前に腰の骨(腰椎)についての説明をします。
この記事の目次
腰椎について
腰椎は背骨の中で一番下から5つの骨を指します。
背骨は体の状態でカーブが変わります。
一般的に背骨がS字カーブが良いといわれますが、それは立った時をさします。
立った時は腰椎は前弯(前に反るカーブ)
座った時は腰椎は後弯(後ろに丸くなるカーブ)
仰向けに寝た時はフラット
となります。
なぜ仰向けで腰が痛くなる?
仰向けで寝れない人は対処として違う姿勢で寝ようとします。
一番楽に寝れる姿勢は横向きでエビのように体を丸めた姿勢が楽になります。
横向きが楽になるのは腰を丸めることができるからです。
腰椎が反り腰になっている人は仰向けで寝ると本来フラットになるはずの腰椎がフラットにならず痛くなる傾向があります。
反り腰⇒仰向けで痛くなりやすい
これが痛くなる一つの理由です。
なぜ仰向けの時も反り腰のままなのか?
腰椎に本来の動きのある人は屈曲、伸展の前後の動きが正常にできます。
しかし、反り腰の人は過前弯といってカーブが過剰になり、筋肉の緊張を伴っているのでフラットになりません。
どうして反り腰になる?
反り腰になる3つの理由を紹介いたします。
かかとの高い靴を履く
ハイヒールなどのかかとの高い靴を履くと骨盤が前傾しやすく、腰椎が過前弯となり反り腰がおこります。
椅子に座っている時間が長い
椅子に座っている時の腰椎の正しいカーブは本当は後弯(うしろにカーブ)なのですが、正しい姿勢と称して、背筋を伸ばしてS字カーブを作り、結果腰を反らす姿勢になります。この時、大腰筋という筋肉の緊張により腰椎は前に引っ張られます。
お腹が出ている
お腹が出ているとバランスをとるために腰は反らないといけなくなります。
妊婦さんはお腹が大きくなればなるほど腰が反ってきます。同時に腰痛の発生頻度も上がってきます。
仰向けで腰が痛くなる時の対処法!
仰向けで腰が痛い時は反り腰を改善することで解消されます。
上記の3つの理由に当てはまらない生活をしなければいけません。
そうはいってもすべて改善することは難しいかもしれません。
反り腰になると腰周囲の筋肉が緊張していますのでその緊張をほぐすことが重要です。
対処法その1 大腰筋をゆるめる
大腰筋を緩めるやり方を説明します。
椅子などに足を乗せて仰向けで寝ます。
股関節、膝関節はそれぞれ90度程度に曲げます。
その状態で2分リラックスして待ちます。
以上で大腰筋は緩んできます。
はい、非常に簡単なのでぜひやってください。
対処その2 膝の下にクッションを入れる
膝の下にクッションを入れることで骨盤の前傾が改善されるので腰の反りも改善されます。
対処法も試したけどやっぱりうまくいかないという方はこちらをご覧ください。
https://ishihara-chiropractic.com/symptom_menu/%E8%85%B0%E7%97%9B-2