石原カイロプラクティックの石原です。
いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます。
本日のテーマ「腰痛にレントゲン検査は必要なのか?」
腰痛を訴える患者さんからお話を聞くと一様に病院へいって、レントゲンを撮られています。
患者側からすると画像検査をすることで腰痛の原因がわかるからレントゲンを撮ることは重要なのだと考えますね。
そのあたり、もう少し詳しくお話していきます。
この記事の目次
レントゲンを撮ると何がわかる?
レントゲンに映るのは主に「骨」です。
レントゲンを撮る必要としては腰痛といっても様々な原因から起こります。
尿路結石や膵臓などの内臓の病気、腹部大動脈瘤などの血管の異常、化膿性脊椎炎などの背骨の病気、そして骨折、椎間板ヘルニア、すべり症、脊柱管狭窄症など整形外科的疾患などたくさんの腰痛の原因があります。
その原因として重篤なものを排除する除外診断を行う上でレントゲンからの情報を得ます。
これらを排除することはとても重要です。そしてこれらの腰痛の原因と考えられる要素が見当たらない腰痛を「非特異的腰痛」といいます。
この非特異的腰痛は実に腰痛の85%と言われており、整形外科的には85%の腰痛が原因がわからないということを言っているのです。
実際の病院での診察の流れは
病院へ行った方から聞く話として
・予約で行ったのに予約時間に診察が始まることはない
・診察時間は5分
・レントゲンは必須
・最終的にはシップと痛み止め薬をもらって様子を見る
・場合によってはMRIなどのさらに詳しい画像検査を行う
腰痛の場合、多くの病院ではこのような内容が多いです。
非特異的腰痛の場合はレントゲンでは骨に異常はないと言われるので原因はわからない。とりあえずは痛みが取れれば良いと考えられるので鎮痛薬の処方で対処することになります
薬が効いて痛みが緩和した方はひとまずはそれで良いのでしょうが、薬が効かない方は困ってしまいます。
また、薬はあまり飲みたくないという方も中にはいらっしゃいます。
そのような方はどうして薬が効かないかという点からも考えていかないといけません。
残念ながら整形外科ではそのあたりのことは不得意な部分になります。
レントゲンで原因がわからない腰痛はどうすればよいのか?
85%の腰痛が原因不明なのです!
レントゲンでは異常はないのです!
レントゲンには骨しか映りません。そこに異常がないだけです。
ではレントゲンに映っていないものに原因があることのほうが多いと言えます。
当院ではその一つの答えは「筋肉」にあると考えています。
痛みの9割は筋肉が関係している!?
レントゲンは重篤な問題を排除する除外診断です。
ある整形外科の医師は、レントゲンを撮らなくても問診や検査をすればほぼ除外診断は可能といわれています。
レントゲンを撮る必要がないといっているわけでは決してなく、グレーな部分の確認として撮ることに意味があると思います。
除外診断もできた非特異的腰痛の原因は9割、筋肉にあります。
筋肉は毎日状態が変わります。
なぜなら動く際に筋肉が働く必要があるからです。
筋肉がなんらかの影響で硬く緊張した状態があればそこから痛みが出るのです。
腰痛の改善のキーは筋肉だった!
腰痛の方はその痛みが出ている部分が硬いことがほとんどです。
これは筋肉が張っている、緊張している状態です。
筋肉が硬くなると、筋肉内にある血管が圧迫されるので血行が悪くなります。
血行が悪くなると老廃物の排出がスムーズにいかず、溜まってしまいます。また、栄養や酸素もうまく運ばれなくなります。
このような状態が続くと筋肉はどんどん状態が悪化してしまいます。
筋肉を緩めたりする薬はありませんので、薬で腰痛を治すことはできません。
まとめ
腰痛の85%が原因不明の「非特異的腰痛」がある
非特異的腰痛はレントゲンでの異常がみつからない
腰痛にレントゲンが無意味というわけではなく、病的因子を除外するために必要
しかし、問診や検査でわかることも十分ある
腰痛は筋肉から出ていることのほうが多い
病院で改善しない腰痛でお困りであればこちらのページをご覧ください
https://ishihara-chiropractic.com/symptom_menu/%E8%85%B0%E7%97%9B-2