石原カイロプラクティックの石原です。
いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます。
腰痛になった場合、その腰痛がどんな原因で生じているかを知ることは非常に重要です。
通常腰痛の時に感じる症状は痛い、重い、ダルい、硬いといった感じです。
そしてその症状がいつどんな時に起きるのか、それを知っておくことも重要です。
・朝起きる時、特に仰向けからそのまま起きる時
・歩くとき
・椅子から立ち上がる時
・寝返りを打つとき
・前かがみ(前屈)になるとき
・後ろへ反らす時
・体をひねるとき
・息を吸うときor吐くとき
・手を伸ばしたとき
何か動作をするときに痛みなどの症状がでるタイプは大方、筋肉の問題から起きている腰痛ととらえることが可能です。
しかし何も動かなかった時、安静にしている時などに痛みがある時はちょっと様子が異なります。
そのような時は内臓からの影響で腰痛が起こっているのかもしれません。
内臓の病気が、なぜ腰痛を引き起こすのか、その関係についてお話していきます。
この記事の目次
内臓と腰痛の関係
お腹にある臓器には
胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸、肝臓、すい臓、胆のう、脾臓、腎臓、副腎、子宮などがあります。
胃や肝臓、大腸などの臓器は腹膜に覆われています。
腹膜の後ろの後腹膜には腎臓、十二指腸、すい臓があります。
子宮は半分は腹膜の中、もう半分は後腹膜にあります。
後腹膜はいわばお腹の外ということになります。背中側にあり腰に近いこともあり、ここにある内臓に問題が生じると痛み等が響くなど腰にも症状が出やすくなります。
内臓の病気で痛みが腰におこるのはこのためであります。
また病気により内臓が肥大するとお腹や腰に圧迫がかかり、腰に痛みが生じることもあります。
内臓の病気による腰痛は腰痛全体の1%ほどしかありませんが命に係わる可能性もありますので、早めに病院を受診していただき、早期発見、早期治療につなげることが重要です。
内臓の病気が疑われる腰痛の特徴は?
下記のような腰痛の症状がある場合はもしかしたら内臓の病気が潜んでいる可能性がありますので注意してください。
・安静にしていても楽にならない、痛みが変わらない
・痛み止めが効かない、整体などを受けても痛みが良くならず段々酷くなっている
・空腹時に痛み、食事をとるとマシになるなど、食事と関連して痛みが変化する
・血尿がでる、排尿時に痛みがでる
・生理の時に痛みが増す
腰痛に関連する内臓の病気の痛みと特徴
先ほども述べたように、腎臓、十二指腸、すい臓は後腹膜にある臓器なので腰に痛みが出やすいです。
内臓の病気による痛みは胸や腰椎上部にでることも多いので、背中が痛いと感じることも多いです。
腰痛に関連する内臓の病気の痛みと特徴を見ていきましょう。
尿路結石
じっとしていても一定時間、非常にきつい痛みが起こります。
片側の腰周囲におこります。かなり痛みとしては強く、時に油汗をかくこともあります。
腎臓ガン
ガン腫瘍により尿の流れが悪くなり、逆流することで腎臓に圧力がかかることがあります。
そのため、腎機能が低下し、腰の奥の部分に痛みを感じることがあります。
子宮内膜症・子宮ガン
下腹部全体から腰にかけて、重い痛みが生じます
十二指腸潰瘍
空腹時に差し込むような痛みがあります。
みぞおちや右下部の背中に痛みが生じることが多いです。
肝炎
体のだるさや重い痛みを感じます。
右わき腹から背中にかけての痛みを感じることが多いです。
腎盂腎炎
発熱と膀胱炎のような症状が現れます。女性で膀胱炎によくなる方に特に多いです。
左右背中下部に痛みがでます。
膵炎、膵臓ガン
急性膵炎はお酒をよく飲む方に多いです。
耐えがたい痛みで、みぞおちや右下部の背中が痛みます。
また、胃腸の不調、便秘でも腰痛が起こります。
腹膜の緊張で血流が悪化し腰痛が起きることもあります。
便秘は特にS状結腸(大腸の後半左下部)に便がたまりやすく、その圧力により大腸が圧迫され、腰まで圧迫され腰痛が起こることもしばしばあります。
以上のケースを参考に少しでも異常を感じる腰痛と思ったら早めに病院を受診しましょう!
病院の検査で異常が無い場合は当院の施術で対応可能です
こちらからご覧ください。
https://ishihara-chiropractic.com/symptom_menu/%E8%85%B0%E7%97%9B-2